loser's howling for tomorrow

ネタバレ注意。小説、漫画、アニメ、ゲーム、音楽、お笑いのことなんかを書き殴っています

このよにうまれたので、どこまでいけるかためします Part 2

urasunday.com

漫画『堕天作戦』が凄いことになってます。マンガワンというアプリでつい昨日最新話が公開されたのですがこれがもう!興奮しすぎて単行本1巻から全部3回ぐらい読み直しました。

ふ、と落ち着いたときに考えてみると、この面白さって結局言葉にすると逃げるタイプのやつで、いくら頑張って布教しても、最終的には「いいから読め!」としか言いようがないんですね。

こりゃあ前回のブログは失敗だったわ。変にわかりやすくしようと設定や世界観を説明するなんて蛇足の極み。といったところで、じゃあ自分が書きたいのは何だったのかってことなんですが、はっきり言うとCV妄想なんですねこれが。自分が『堕天作戦』を読んでいるとき、誰の声が誰の声で脳内再生されているのか、これがやりたいだけだったのです。気持ち悪。

そんなわけで、今のところ自分の中で担当声優さんが決まっている『堕天作戦』のキャラクタを登場人物紹介といった感じで挙げていこうかと。

※むちゃくちゃネタバレしています

 

 

 

 

 

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「虚空処刑」登場人物

まず再掲になりますが、主人公である不死者、アンダー(CV.子安武人

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結局コサイタスはアンダーに会えずじまいでしたね。

アンダーという主人公は、多くの不死をあつかう作品がそうであるように、個人では物語を展開させるのに向いてないタイプです。レコベルが、ピロがシバがゾフィアがコサイタスがいなかったら今も実験動物のままで『堕天作戦』は始まってもいなかったでしょう。たまたま「星」を見てしまったり、たまたま飛んできたヘルメットをかぶってたらシルエットがヘリオスっぽくなってしまったりと、変な奇跡を起こす才能はあるので、そもそもレコベルがいるピロ旅団に預けられたことが彼の引き寄せた奇跡なのかもしれません。

シバの虚術を見たとき、本作のキーワードである「不死者だ、死ぬわけがない」を作中で初めて言っています。(訂正。初めて言ったのはイスパノに現れた謎の不死者でした。2回目がアンダー。3回目と4回目はコサイタス)

 

同じく再掲。『堕天作戦』のメインヒロイン、研究者レコベル(CV.悠木碧

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幼体成熟の魔人でアルビノ。療術を使うことから魔術師としてもかなり優れているのだと推測できますが、彼女自身は魔術よりも科学に惹かれるようです。

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こんなこと言うぐらいにはイカレた科学者です。アマチが普通の人に見えてしまうほどのクレイジーさ。しびれますね。ナイトワット、ギョーマン、シバ、コサイタスを失った戴天党のこれからは彼女にかかっています。アマチが言うには「星」に至るためのロケットを作るには魔竜が必要不可欠らしいので、アンダーへの感謝が深いであろうシュロが戴天党に協力してカラビンカをロケットにする、というような展開を予想していますが、たぶん外れるでしょう。こんだけ先が読めない漫画ってないですね。

 

再掲。フランシスコ・バルトロム・ピロ、通称ピロ(CV.若本規夫

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自己申告ではありますが、魔力が尽きる感覚を味わったことがない、という歴代級の魔術師。禁忌術の解放詠唱は「禁忌炎術解放(パイロテック・ファイア)」、「禁忌炎術二重解放(パイロテック・クロスファイア)」、「禁忌炎術業火解放(パイロテック・ヘルファイア)」。詠唱が複数あるのは今のところピロとギョーマンだけみたいですね。

 

 

 

「竜姫活殺」登場人物

まずはこの章の主役コンビ、戴天党の魔竜カトラス(CV.置鮎龍太郎)と魔竜騎兵ルビー(CV.本田貴子)

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ルビーは本当にかっこいい女ですね。彼女には世界を踏み躙る権利があると思います。CVはちょっと意外な線かもしれません。本田貴子さんといえばアニメより映画とかドラマの吹き替えのイメージが強い声優さんなので。ただまあ型月厨の方にはご存じもご存じ、「空の境界」の青崎橙子さんそのまんまです。ルックスもちょっと似てますね。登場当初は悪いときの橙子さんをも凌ぐ凶悪な殺人鬼みたいに描かれていますが、実は人を殺すことに少しだけ罪の意識を持っていたり、モーラを逃がそうとしてやったり、情を捨てきれないタイプであることも後々描かれます。

服装が独特のセンスですね。広い衿のついたシャツに紅い大きな宝石をあしらったループタイ。この宝石の由来は2巻収録の「環視無用」で描かれます。あんなものをどうして後生大事に持っていたのか……宝石は砕け、ルビーは堕ちた。皮肉なものです。

喫煙者です。ただ、彼女はパイプ派なので吸ってるものがタバコかどうかまではわかりません。

 

カトラスはCV的にはおまけみたいなもんですが、あえて大御所を抜擢。Fate/Zeroランスロットです。非常にわかりやすい。こういう人外は演じられる声優さんが限られてくるので、カラビンカのCVをどうしようか悩み中です。メスの魔竜が出てきたらCVは林原めぐみさんになることが決まっています。

 

「竜姫活殺」は登場人物が多いのでサクサク行きます。

 

ダルガパル軍ギンカ小隊から、小隊長ギンカ(CV.折笠愛

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ルビーの強襲で小隊20名のうち18名を失うも、シュロとモーラという後々大活躍する2人を自らの命と引き替えに救った地味な英雄。戦場にはこういう人たちが大勢いるんだと思います。CVがむちゃくちゃ難しかった。ひねり出しました。

 

ギンカ小隊、隊員サウジーネ(CV.くじら)

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ギンカ小隊のお母さん。ルビーの強襲で生き残った6人の内ではギンカの次に階級が高く、能力は高いのに役立たずな印象が強いギンカの代わりに平隊員たちのまとめ役をやって(やらされて?)います。既婚者で子供も何人かいるようですが詳細は不明。CVは説明不要でしょう。

 

ギンカ小隊、隊員ディジー(CV.遠藤綾

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ギンカ小隊のお色気担当。酷い死に方をした上に、死んだ後もみんなナルコのことばかり言っていて、だいぶ可哀相なポジションです。CVは顔がなんとなくシェリル・ノームに似てるから遠藤綾で。ひでえ選び方だ…

 

ギンカ小隊、隊員ナルコ(CV.黒沢ともよ

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『堕天作戦』には3人の幼体成熟の魔人が登場します。彼女はレコベルに次ぐ2人目。ディジーと同じく酷い死に方をしますが、死んだ後の回想シーンでむちゃくちゃ目立っていて、襟元につけてる勲章の意味なんかも後に語られます。実はサウジーネと同い年。CVは迷ったあげくでしたが、ベストなキャスティングだと思います。

 

ギンカ小隊、隊員シュロ(CV.伊藤静

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ギンカ小隊たった2人の生き残りの内の1人。半分捕虜のような形でハイデラバード軍に囚われている最中に野良魔竜に求愛され、ダルガパル軍初の魔竜騎兵として活躍します。自らの手でギンカ小隊の仇であるルビーを落とせなかったことを静かに悔やむシーンには、何らかの決意がこめられているように思います。

彼女のCVもかなり悩みましたが、ある時スッと降りてきました。伊藤静さんは演技の幅がかなり広い方なのですが、ここはあえて思い切りドスの利いた低音で、わざとらしいぐらいの過剰な演技をして頂きたい。具体的に言うと「マリア様がみてる」の支倉令。ヅカの男役みたいなね。ギンカ小隊でも雷撃将ボルカの部下としても、どことなく溶け込めていない、浮いてる感じをうまく出して頂けるでしょう。

(追記。禁忌術解放詠唱は「禁忌渦術解放(シクロテック・オーバー)」魔術師としてはあまり優秀ではなかったようで、魔術で戦う描写はほとんどありません) 

 

ギンカ小隊、隊員モーラ(CV.花澤香奈)

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出ました恋する狂念術士、モーラ・クース。またの名をマイア・シー・カー。たまたま生き残っただけのお荷物かと思われていましたが、単行本5巻でまさかの覚醒。超初見殺しなその能力でピロすら操って、いたずらに戦場を混乱させたあげく変なことを叫んだあと射殺された……と思ったらメイミョーのサティ班に捕獲され……という場面を最後に彼女のその後は未だ語られていませんが、登場人物も言っているように、こいつは早く死んだ方がいい。善性の欠如に無自覚なぶんコサイタスよりタチが悪い。

そんなモーラは最初CV佐倉綾音で想定していたのですが、どうもいまいちしっくり来ない。というわけで最終兵器花澤です。花澤香奈の怒鳴り演技はどうやら好き嫌いが分かれるようですが僕は好きなので、ホワイトに撃たれる前のあの叫びも花澤さんならこなしてくれると信じています。

 

魔竜カラビンカ(迦陵頻伽)

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残念ながらCVは未定です。どうせエフェクトかけるんで誰でもいい気もしますが、そういう部分にも気を配ってこそ良い映像化が実現すると思うのです。別に映像化は期待してませんが。今のところ最終候補に残っているのが安元洋貴さんと小林ゆうさん。声質とか演技は小林ゆうで決まりなんですが、オスの魔竜を女性声優さんに演じて頂くのはどうも抵抗があって、まだ悩んでいます。

 

というわけで、『堕天作戦』単行本1巻の主な登場人物紹介でした。続くかもしれません。