loser's howling for tomorrow

ネタバレ注意。小説、漫画、アニメ、ゲーム、音楽、お笑いのことなんかを書き殴っています

「翼をなくした鳥の詩」

https://soundcloud.com/makeinu_wonder/dogfood-wonder-mix-wav

星も見えない灰色の空睨み 翼が欲しいって泣いたあの子
街の喧噪が紡ぎ出すビッグビートに身をゆだねるように目を閉じる
聞こえてくる耳障りなフリースタイル それでも 何だか温かい
終わりのないララバイ で眠る 花と雨の匂いがくすぐったい
誰もがクソみたいに地べたに這いつくばってあの空見上げてる
「あそこまで飛べるはず」流れる涙は糧になんてならない
いつだって誰かの手の上 溜息すらとっくに枯れた
放たれた1つの出会いと別れが 僕らをここまで追い詰めたんだ

たとえばこんな物語
翼を探す終わらない旅
たとえばこんな物語
僕の声がそこまで届きますように
翼を探す終わらない旅

ないはずの翼がひどく痛む 薄笑いでやり過ごすのも疲れた
それでも笑ってなくちゃ あの奈落の闇が僕らを飲み込むんだ
見上げること止め、空の高さ忘れ 飛べるふりして群れに潜り込む
世界の底走り抜ける力 探し求めてただけだったんだ
気づかなかったみんな同じだった 君に会えてやっとわかった
誰もが翼を求め遠ざけ 唾し歯ぎしり行き来するだけ
終わらない終わりようもない旅の途中 栄光の向こうの霧は未だ晴れず
肩並べ空睨み吐き捨てる 俺の未来なんて俺が知るかよ間抜け

たとえばこんな物語
翼を探す終わらない旅
たとえばこんな物語
僕の声がそこまで届きますように
翼を探す終わらない旅

寒空に白い劣等感吐き散らしながら 君の声を微かに思い描いたりする
んだ
鈍い心だましだましあからさまに傷を隠し あやふやな優しさに心寄せう
つむいた
君が誰かと話す振りをしてた僕は気づかない 進み惑い止まり後ずさ
り膝をついた
大事なものだけはどうしても守りたかった 嗤い声に耳を貸していたくな
んてなかった
それでも赤い赤い悪夢が僕を連れ去る ハートビート刻むだけが生き
る意味に思えた
羽ばたくための言葉だからこんなにも詰め込む この胸に刻み込む きっ
と明日は飛び立てる

たとえばこんな物語
翼を探す終わらない旅
たとえばこんな物語
僕の声がそこまで届きますように
翼を探す終わらない旅

君の声
君の涙
君の痛み
君の笑い顔
僕の声僕の涙僕の痛み僕の笑顔なんて忘れた
空はやがて色失い 夜のしじまに飲み込まれるだけ
朝陽の色を思い出してる
「世界が平和でありますように」